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Ca2+シグナル伝達による核膜透過性の調節:厳蜜に調節された孔か水門(floodgate)か?

The Regulation of Nuclear Membrane Permeability by Ca2+ Signaling: A Tightly Regulated Pore or a Floodgate?

Perspectives

Sci. STKE, 15 May 2007 Vol. 2007, Issue 386, p. pe24
[DOI: 10.1126/stke.3862007pe24]

Katalin Torok*

Department of Basic Medical Sciences, St George’s, University of London, London, UK.
*Contact information. E-mail, ktorok@sgul.ac.uk

要約 : 核膜孔複合体は、核と細胞質を分離したり、連結したりするために働く。遺伝子発現の分刻みの変化は、転写因子と他の調節タンパク質がサイトゾルから核へ迅速に移動することによって生じる。しかし、細胞シグナル伝達によって巨大分子が核内に入ることができるようになるのは、厳密に調節された促進輸送を通じてなのか、水門の開放によるのかに関しては論争がある。一部のホルモンが細胞内Ca2+濃度の変化を通して核透過性を亢進させることを示唆する最近の報告から、この論争が再び激しくなった。本稿では、非活性化状態における核膜の基本的な透過性ならびに核膜孔の透過性に対するCa2+の影響について論じる。核膜孔複合体を通した促進輸送について考察し、Ca2+-CaMシグナル伝達複合体の核輸送に特に注目する。最後に、論拠を評価し、核への細胞シグナル伝達を媒介する機構として、促進輸送の刺激より一般的な膜透過性の亢進を支持する。

K. Torok, The Regulation of Nuclear Membrane Permeability by Ca2+ Signaling: A Tightly Regulated Pore or a Floodgate? Sci. STKE 2007, pe24 (2007).

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