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Srcファミリーキナーゼを直接経由するGPCRのシグナル伝達

GPCRs Signaling Directly Through Src-Family Kinases

Perspectives

Sci. STKE, 26 June 2007 Vol. 2007, Issue 392, p. pe35
[DOI: 10.1126/stke.3922007pe35]

Deirdre McGarrigle and Xin-Yun Huang*

Department of Physiology, Cornell University Weill Medical College, New York, NY 10021, USA.
*Corresponding author. E-mail, xyhuang@med.cornell.edu

要約 : さまざまな細胞外シグナルがGタンパク質共役型受容体(GPCR)によって伝達される。GPCRは、リガンドによって活性化されると、会合しているヘテロ三量体グアニンヌクレオチド結合タンパク質(Gタンパク質)を活性化させ、このGタンパク質がさらにさまざまなエフェクターに作用する。GPCRがヘテロ三量体Gタンパク質非依存的にもシグナルを伝達することを示唆する証拠が増えつつある。いくつかのGPCRは、Srcファミリーキナーゼと直接相互作用する。本稿では、GPCRのSrcファミリーキナーゼとの直接相互作用および活性化に関する証拠について論じるとともに、アゴニストの用量がGPCRのGタンパク質依存性シグナル伝達とGタンパク質非依存性シグナル伝達との切り替えを可能にする機構であることを示唆するデータについて検討する。

D. McGarrigle, X.-Y. Huang, GPCRs Signaling Directly Through Src-Family Kinases. Sci. STKE 2007, pe35 (2007).

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