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(キナーゼ)パーティーを続ける:SLP-76とITKがビートに合わせて踊る

Keeping the (Kinase) Party Going: SLP-76 and ITK Dance to the Beat

Perspectives

Sci. STKE, 24 July 2007 Vol. 2007, Issue 396, p. pe39
[DOI: 10.1126/stke.3962007pe39]

Qian Qi and Avery August*

Center for Molecular Immunology and Infectious Disease, Immunology and Infectious Disease Graduate Program, and Department of Veterinary and Biomedical Sciences, The Pennsylvania State University, University Park, PA 16802, USA.
*Corresponding author. E-mail, avery@psu.edu

要約 : TecファミリーのプロテインチロシンキナーゼであるIL-2-inducible T cell kinase(ITK)は、ITKや他の細胞内シグナル伝達酵素と複合体を形成するアダプタータンパク質SLP-76(SH2-domain-containing leukocyte protein of 76 kD 、SH2ドメイン含有白血球タンパク質76kD)と同様に、T細胞の活性化を仲介する。このような酵素のひとつはホスホリパーゼC-γ1(PLC-γ1)であり、T細胞受容体(TCR)が刺激する細胞内のカルシウム動員を仲介して活性化T細胞の核因子などの転写因子の活性化をもたらす。SrcファミリーチロシンキナーゼのLckおよびSykファミリーチロシンキナーゼの ζchain-associated protein kinase of 70 kD (ζ鎖会合プロテインキナーゼ70 kD)(ZAP-70)は、ITKとともに、TCRの刺激に応答するPLC-γ1のリン酸化に必要である。ITKは、PLC-γ1の活性化に必要な特定のチロシン残基をリン酸化すると考えられている。ITK活性化のメカニズムには、SLP-76とITKの相互作用が関与していると考えられる。この相互作用は、ITKの活性化を引き起こすだけでなく、ITKのキナーゼ活性を維持するためにも重要である。このことから、SLP-76は、T細胞活性化の仲介において中立的なアダプター以上の働きをすることが示唆される。すなわち、SLP-76は、ITKのキナーゼ活性にも直接影響を与え、ITKによるPLC-γ1のリン酸化を可能にする。

Q. Qi, A. August, Keeping the (Kinase) Party Going: SLP-76 and ITK Dance to the Beat. Sci. STKE 2007, pe39 (2007).

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