• ホーム
  • ニューロンかグリアか? SHP2はすべてを知っているのか?

ニューロンかグリアか? SHP2はすべてを知っているのか?

Neurons or Glia? Can SHP2 Know It All?

Perspectives

Sci. STKE, 30 October 2007 Vol. 2007, Issue 410, p. pe58
[DOI: 10.1126/stke.4102007pe58]

Volkan Coskun, Jing Zhao, and Yi E. Sun*

Mental Retardation Research Center, Department of Molecular and Medical Pharmacology and Department of Psychiatry and Behavioral Sciences, Neuropsychiatric Institute, David Geffen School of Medicine, University of California Los Angeles, 635 Charles E. Young Drive South, Los Angeles, CA 90095, USA.
*Corresponding author. E-mail: ysun@mednet.ucla.edu

要約 : 神経系の正常な発達には、空間的、時間的によく制御されたニューロンおよびグリアの分化が欠かせない。本稿では、正常な脳発達におけるシグナル分子SHP2チロシンホスファターゼの役割に関する最近の研究に焦点を当て、ニューロンおよびグリアの連続発生の基礎となる細胞内および細胞外分子機構について考察する。SHP2の活性化と同時にMEK-ERK経路が下流で活性化され、それ続いて神経発生が促進される。その一方で、アストログリアの分化にとって重要なJAK-STAT経路は阻害される。チロシンホスファターゼ活性が亢進するSHP2の変異は、精神遅滞関連疾患であるヌーナンNoonan症候群を引き起こす。SHP2の変異による神経発生とグリア発生の不均衡がヌーナン症候群の原因であると考えられる。

V. Coskun, J. Zhao, Y. E. Sun, Neurons or Glia? Can SHP2 Know It All? Sci. STKE 2007, pe58 (2007).

英文原文をご覧になりたい方はScience Signaling オリジナルサイトをご覧下さい

英語原文を見る