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タンブリング‐前進するための双方向様式

Tumbling, an Interactive Way to Move Forward

Perspectives

Sci. STKE, 13 November 2007 Vol. 2007, Issue 412, p. pe63
[DOI: 10.1126/stke.4122007pe63]

Hiroko Sano , Sara Ricardo , and Ruth Lehmann*

Howard Hughes Medical Institute and the Kimmel Center for Biology and Medicine of the Skirball Institute, Department of Cell Biology, New York University School of Medicine, New York, NY 10016, USA. These authors contributed equally to this article.
*Corresponding author. Telephone, 212-263-8071; e-mail, lehmann@saturn.med.nyu.edu

要約 : ショウジョウバエの境界細胞の移動は、相互接続細胞群の定方向移動を制御する誘導信号を遺伝的に特定するための強力なモデルである。卵形成の際に、境界細胞は上皮層から剥がれ、集団で卵母細胞に向かって移動する。境界細胞の移動を研究するために利用できる印象的な実験ツールキットとしてin vivoでの観察も行われている。これらの研究から、これまで知られていなかった2つの移動様式が明らかになった。1つは境界細胞クラスター内の細胞が常にその位置を変える様式で、もう1つは境界細胞クラスター全体が前方に回転する「タンブリング」と呼ばれる様式である。予想外に、同じ受容体チロシンキナーゼが別々の下流経路を介してこれらの異なる移動様式を制御している。初期様式はアクチン調節タンパク質であるELMOおよびMbcが媒介し、個々の細胞が移動する際の細胞極性の形成に類似している。一方、後期様式では、マイトジェン活性化プロテインキナーゼおよびホスホリパーゼC-γによって促進される細胞間の伝達がクラスター全体の極性を組織している。

H. Sano, S. Ricardo, R. Lehmann, Tumbling, an Interactive Way to Move Forward. Sci. STKE 2007, pe63 (2007).

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