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SARM1の研究から、危険に対する免疫応答とニューロン応答のあいだの類似性が明らかになる

Studies of SARM1 Uncover Similarities Between Immune and Neuronal Responses to Danger

Perspectives

Sci. STKE, 18 December 2007 Vol. 2007, Issue 417, p. pe73
[DOI: 10.1126/stke.4172007pe73]

Marc Dalod*

Universite' de la Me'diterrane'e, Centre d’Immunologie de Marseille-Luminy, Case 906, 13288 Marseille Cedex 9, France; Institut National de la Sante' et de la Recherche Me'dicale (INSERM), U631, 13288 Marseille, France; Centre National de la Recherche Scientifique (CNRS), UMR6102, 13288 Marseille, France.
*Author contact information. E-mail: dalod@ciml.univ-mrs.fr

要約 : Toll-インターロイキン-1受容体(TIR)ドメイン含有タンパク質は、病原体に対する脊椎動物の免疫防御に非常な重要な役割を果たすことでもっとも良く知られている。微生物分子がToll様受容体(TLR)に結合した際に下流で免疫細胞が活性化するのには、このファミリーの5つのメンバーのうちの4つが必要である。これら4つの分子のいずれかが欠損しているマウスでは、特定クラスの病原体への感受性が大きく亢進していることが示されている。しかし、5番目の哺乳類タンパク質sterile alpha and TIR motif?containing 1〔SARM1、骨髄系細胞分化マーカー88-5(MyD88-5)としても知られる〕の生理学的機能はまだよくわかっていない。今回、SARM1レポーターおよびSARM1欠損マウスの研究から、代謝ストレスに応答するニューロン生存の調節におけるこの分子の想定外の機能が明らかになった。線虫のSARM1オルソログであるTIR-1の機能に関する先駆的な観察結果と、哺乳類におけるニューロンの発達と障害に対する応答においてTLRが果たす役割に関する他の報告と合わせて考えると、これらの興味深い結果により、SARM1欠損動物のさらなる研究から、ニューロンと免疫細胞が危険を感知して応答する方法に、予想外の類似性が明らかになる可能性があることが示唆される。

M. Dalod, Studies of SARM1 Uncover Similarities Between Immune and Neuronal Responses to Danger. Sci. STKE 2007, pe73 (2007).

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