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マトリックスの弾性、細胞骨格の張力とTGF-β:不溶性と可溶性の出会い

Perspectives

Sci. Signal., 11 March 2008
Vol. 1, Issue 10, p. pe13
[DOI: 10.1126/stke.110pe13]

Rebecca G. Wells1 and Dennis E. Discher2*

1Department of Medicine, University of Pennsylvania School of Medicine, Philadelphia, PA 19104, USA.
2Biophysical Engineering Lab, University of Pennsylvania, Philadelphia, PA 19104, USA.
*Corresponding author. E-mail, discher@seas.upenn.edu

要約 : 可溶性増殖因子は正常過程および病理学的な過程の強力な調節物質である。機械的な要因も同様に重要であることが明らかになりつつあるが、このように異なる要因を結びつけるメカニズムはまだ明確ではない。今回の最新報告で、細胞から発生した機械的張力により、硬い細胞外マトリックスから活性を有するトランスフォーミング増殖因子β(TGF-β)が放出され、線維症のような過程における筋線維芽細胞の分化および維持をもたらすメカニズムとなっていることが明らかにされた。さらに広く見れば、本研究は、マトリックスに結合している一群の増殖因子の貯蔵と放出のあいだの平衡を、基質の硬さが調節している可能性を示唆している。

R. G. Wells, D. E. Discher, Matrix Elasticity, Cytoskeletal Tension, and TGF-β: The Insoluble and Soluble Meet. Sci. Signal. 1, pe13 (2008).

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