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SRC-3の転写に共役する活性化、分解、およびユビキチン時計
PERSPECTIVES
SRC-3 Transcription-Coupled Activation, Degradation, and the Ubiquitin Clock: Is There Enough Coactivator to Go Around in Cells?
Sci. Signal., 1 April 2008
Vol. 1, Issue 13, p. pe16
[DOI: 10.1126/scisignal.113pe16]
David M. Lonard and Bert W. O’Malley*
Department of Molecular and Cellular Biology, Baylor College of Medicine, One Baylor Plaza, Houston, TX 77030, USA.*Corresponding author. E-mail, berto@bcm.tmc.edu
要約 : 核内受容体コアクチベーターの過剰発現は、乳がん細胞に頻繁にみられる現象であり、乳がん細胞が腫瘍性の細胞増殖状態を最大化する鍵となる機構であると考えられる。ステロイド受容体コアクチベーター3〔(SRC-3)、amplified in breast cancer-1(AIB1)としても知られる〕は、過剰発現される発がん性コアクチベーターのなかで最も重要なものであり、ほとんどの乳がんで過剰発現される。SRC-3には潜在的な発がん性があるので、正常細胞はその細胞濃度を慎重に制御しなければならない。今回我々は、SRC-3が、正常な乳房細胞で濃度に制限がある場合と、乳がん細胞で濃度に制限がない場合に、エストロゲンによる調節を受ける遺伝子の転写に対して、いかに量的に影響を与えるかついて論じる。このように、SRC-3の細胞濃度の正確な制御は、エストロゲン受容体および他の増殖促進転写因子に対する増殖応答を規定する機構として働く可能性がある。
D. M. Lonard, B. W. O’Malley, SRC-3 Transcription-Coupled Activation, Degradation, and the Ubiquitin Clock: Is There Enough Coactivator to Go Around in Cells?Sci. Signal. 1, pe16 (2008).