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植物病原性xanthomonad内のビルレンス調節における細胞間シグナル伝達機能の多様化

Diversification of the Function of Cell-to-Cell Signaling in Regulation of Virulence Within Plant Pathogenic Xanthomonads

Perspectives

Sci. Signal., 27 May 2008
Vol. 1, Issue 21, p. pe23
[DOI: 10.1126/stke.121pe23]

Max Dow*

BIOMERIT Research Centre, Department of Microbiology, BioSciences Institute, National University of Ireland, Cork, Ireland.
*Corresponding author. E-mail: m.dow@ucc.ie

要約 : 植物病原性細菌XanthomonaおよびXylella属のビルレンスは拡散性シグナル分子DSF(Diffusible Signaling Factor)が媒介する細胞間シグナル伝達に依存する。DSFシグナルの合成および認識にはrpf遺伝子クラスターの産物が必要である。DSFの合成はRpfFに依存するが、DSF認識およびシグナル伝達にはRpfC/RpfG二成分系の関与する。センサーRpfCはDSFの合成を負に調節するように作用する。Xanthomonas campestrisでは、rpfF またはrpfCの突然変異によって、ビルレンス因子合成の協調的ダウンレギュレーションおよびビルレンスの低下が生じる。一方、ブドウのピアース病の病因菌であるXylella fastidiosaでは、rpfFおよびrpfC 変異がビルレンスに対して相反する効果を示し、rpfF変異株の表現型は強毒性である。これらの知見から、異なるxanthomonadが、同種のシグナル伝達分子の認識および機能を、異なる宿主の定着のための特定のニーズに適応させたと考えられる。

M. Dow, Diversification of the Function of Cell-to-Cell Signaling in Regulation of Virulence Within Plant Pathogenic Xanthomonads. Sci. Signal. 1, pe23 (2008).

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