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p53がSmadシグナル伝達ネットワークに新展開をもたらす

p53 Brings a New Twist to the Smad Signaling Network

Perspectives

Sci. Signal., 1 July 2008
Vol. 1, Issue 26, p. pe33
[DOI: 10.1126/scisignal.126pe33]

Azeddine Atfi1,2* and Roland Baron2

1INSERM U893, Hopital St-Antoine, 184 Rue du Faubourg St-Antoine, 75571 Paris, France.
2Harvard School of Dental Medicine, Department of Oral Medicine, Infection and Immunity; and Harvard Medical School and Internal Medicine, Endocrine Unit, Massachusetts General Hospital, 188 Longwood Avenue, Boston, MA 02115, USA. *Corresponding author. E-mail: azeddine.atfi@inserm.fr

要約 : トランスフォーミング増殖因子ベータ(TGF-β)シグナル伝達は、胚発生中の発生運命決定、細胞増殖、分化およびアポトーシスを含む多くの細胞応答を調節している。本経路の構成分子は癌およびその他のヒト疾患において変異している場合が多い。TGF-βシグナル伝達はSmadファミリーの転写調節因子の活性化が関与している。腫瘍抑制因子p53はSmadの必須パートナーであり、経路の様々なポイントでTGF-βシグナル伝達に影響を与えている。TGF-β受容体またはSmadの見掛け上の整合性にもかかわらず、p53の不活性化はTGF-βの細胞分裂阻害作用を免れる癌細胞の異常な振る舞いに寄与する可能性がある。よって、p53およびTGF-βが細胞運命決定および細胞恒常性維持機構に協調的に作用するという発見には、病態生理学的に重要な意味がある。

A. Atfi, R. Baron, p53 Brings a New Twist to the Smad Signaling Network. Sci. Signal. 1, pe33 (2008)

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