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化学によるシステムレベルおよび分子レベルでのシグナル伝達過程の解明

Systems- and Molecular-Level Elucidation of Signaling Processes Through Chemistry

Perspectives

Sci. Signal., 21 October 2008
Vol. 1, Issue 42, p. pe45
[DOI: 10.1126/scisignal.142pe45]

Kyle P. Chiang and Tom W. Muir*

Laboratory of Synthetic Protein Chemistry, The Rockefeller University, New York, NY 10065, USA.
* Corresponding author. E-mail, muirt@rockefeller.edu

要約 : シグナル伝達の分子機構を完全に理解することこそ、ポストゲノム時代の研究の主要課題である。学際的アプローチ、特に新技術の開発がこの目標達成の取り組みに貢献している。今回、いくつかのグループがシグナル伝達を探査するための新たな化学的戦略について様々な視点から報告している。最初の報告では、酵素標識戦略を用いて、アポトーシスの際に起こるタンパク質分解による切断イベントを網羅的にモニタリングしている。2つ目の研究では、特異的キナーゼをその基質を特定することによって機能的に特徴付ける一般的な方法について報告している。最後に、3つ目の報告では、ユビキチン化タンパク質を産生する合成経路を特定し、シグナル伝達の詳細な生化学的機構を理解する上でタンパク質化学が有用であることを証明している。これらの論文は、化学的ツールの特異的ネットワーク探査能力に注目することにより、シグナル伝達経路に関する理解を広げている。

K. P. Chiang, T. W. Muir, Systems- and Molecular-Level Elucidation of Signaling Processes Through Chemistry. Sci. Signal. 1, pe45 (2008).

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