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ジャスモン酸:トウモロコシ雄穂をその雌性との接触を防ぐ

John Browse*

Perspectives

Sci. Signal., 24 February 2009
Vol. 2, Issue 59, p. pe9
[DOI: 10.1126/scisignal.259pe9]

John Browse*

Institute of Biological Chemistry, Washington State University, Pullman, WA 99164-6340, USA.
* Corresponding author. Fax, 509-335-7643; e-mail, jab@wsu.edu

要約 : 被子植物の生殖は、地球規模の生態系生物学の多くの面にとって重要であり、世界文明の発展と成功の決定要因となってきた。多くの植物は、自家交配よりも他家交配を好む機構を発達させた。トウモロコシ(Zea mays)では、雄花と雌花が単一個体に別々に形成される。雄花構造である雄穂における性別決定は、tasselseedts)経路を介するシグナル伝達に依存している。この経路に影響を及ぼすts1ts2のような変異は、雄穂における雌花形成を引き起こす。ts1がクローン化され、ジャスモン酸合成に関与する酵素としてTS1タンパク質が同定されたことによって、リノレン酸に由来するオキシリピン植物ホルモンであるジャスモン酸が、トウモロコシ雄穂における雄性の決定に必須のシグナルであることが明らかになった。

J. Browse, Jasmonate: Preventing the Maize Tassel from Getting in Touch with His Feminine Side. Sci. Signal. 2, pe9 (2009).

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