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ラパマイシンによる免疫調節:T細胞の枠を超えた動き

Immune Regulation by Rapamycin: Moving Beyond T Cells

Perspectives

Sci. Signal., 21 April 2009
Vol. 2, Issue 67, p. pe25
[DOI: 10.1126/scisignal.267pe25]

Matthew R. Janes and David A. Fruman*

Department of Molecular Biology and Biochemistry, and Institute for Immunology, University of California, Irvine, Irvine, CA 92697-3900, USA.
* Corresponding author. E-mail, dfruman@uci.edu

要約 : 哺乳類のラパマイシン標的タンパク質(mTOR)は、増殖因子と栄養シグナルに応答して細胞の増殖と分裂を促進する多機能キナーゼの一種である。ラパマイシンは、抗原特異的リンパ球への直接的作用を一部介して強力な免疫抑制作用を発現する一方で、樹状細胞やマクロファージなど自然免疫細胞への作用を介して獲得免疫も調節する。Toll様受容体の下流に位置するmTORのラパマイシン感受性の機能は、骨髄性細胞のサイトカイン応答の形成や形質細胞様樹状細胞によるインターフェロン産生の亢進に関する複数の研究によって確認されている。これらの知見は、特定の免疫応答を促進したり抑制したりするための新たな戦略を指し示している。

M. R. Janes, D. A. Fruman, Immune Regulation by Rapamycin: Moving Beyond T Cells. Sci. Signal. 2, pe25 (2009).

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