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外側の調和を保つためのカスパーゼ-8

Caspase-8 for Outer Harmony

Perspectives

Sci. Signal., 7 July 2009
Vol. 2, Issue 78, p. pe40
[DOI: 10.1126/scisignal.278pe40]

Gabriel Sollberger and Hans-Dietmar Beer*

Institute of Cell Biology, Department of Biology, ETH Zurich, CH-8093 Zurich, Switzerland.
* Corresponding author. Telephone, +41-44-6333405; fax, +41-44-6331174; e-mail, dietmar.beer@cell.biol.ethz.ch

要約 : 表皮は自然免疫系の一端を担い、外部からの侵襲に対する防御の最前線となる。表皮は、分化または損傷したケラチノサイトをたえず置き換えなければならず、この働きは多層構造によって、そして基底層における幹細胞およびTA(transit-amplifying)細胞の増殖と基底層直上における分化との動的平衡によって維持される。表皮表面では、うまく調整された特異的な最終分化過程によってケラチノサイトが死滅し、その結果として生じる「死んだ」角質細胞が、環境に対する第1の障壁として必須の機能を果たす。マウスにおいてケラチノサイト特異的にアポトーシス性のカスパーゼ-8を除去すると、表皮内の平衡が崩れることを示す新たな証拠がある。これらのマウスでは、表皮最外層における分化は正常であるが、炎症性サイトカインであるプロインターロイキン-1αの産生と分泌が増大するために、強い皮膚炎が生じる。

G. Sollberger, H.-D. Beer, Caspase-8 for Outer Harmony. Sci. Signal. 2, pe40 (2009).

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