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活性酸素種およびチロシンキナーゼ基質ファミリー足場タンパク質によるがん浸潤調節

Regulation of Cancer Invasion by Reactive Oxygen Species and Tks Family Scaffold Proteins

Perspectives

Alissa M. Weaver*

Department of Cancer Biology, Vanderbilt University Medical Center, Nashville, TN 37232, USA.
* Corresponding author. E-mail, alissa.weaver@vanderbilt.edu

要約 : 活性酸素種(ROS)は、重要なシグナル伝達調節因子として認識されつつある。NADPH(還元型ニコチンアミドアデニンジヌクレオチドリン酸)オキシダーゼ(Nox)ファミリーは、細胞内シグナル伝達分子ROSの産生の大部分に関与している。新しいパラダイムでは、個々のNoxファミリーメンバーは組織化され、特定の機能を果たすために細胞内の別々の位置で活性化されると考えられている。現在では、細胞外基質の分解に関与する細胞接着構造である浸潤突起およびポドソームでのROS産生を促進するNoxオーガナイザータンパク質として、チロシンキナーゼ基質(Tks)ファミリーアダプタータンパク質が同定されている。ROS産生は、浸潤突起およびポドソームの形成に必要であることもわかっている。これらの知見は、シグナル伝達におけるROSの役割に関する知識を広げ、ROS産生とがん浸潤の相互関系を裏付ける可能性のある機構を同定するものである。

A. M. Weaver, Regulation of Cancer Invasion by Reactive Oxygen Species and Tks Family Scaffold Proteins. Sci. Signal. 2, pe56 (2009).

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