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P-REX2aがPTEN阻害によって腫瘍形成を促進

P-REX2a Driving Tumorigenesis by PTEN Inhibition

Perspectives

Sci. Signal., 27 October 2009
Vol. 2, Issue 94, p. pe68
[DOI: 10.1126/scisignal.294pe68]

Nick R. Leslie

Division of Molecular Physiology, College of Life Sciences, University of Dundee, The James Black Centre, Dow Street, Dundee, DD1 5EH, UK.
* Corresponding author. E-mail, n.r.leslie@dundee.ac.uk

要約 : ホスファターゼPTEN(第10染色体上欠失ホスファターゼ・テンシン・ホモログ)は、ホスホイノシチド3-キナーゼ(PI3K)シグナル伝達と拮抗する、ヒトがんにおける最も変異頻度の高い腫瘍抑制遺伝子の1つである。その調節は複雑で、臨床上の潜在的重要性は多大である。低分子GTP分解酵素Racの調節因子としてよく知られるタンパク質P-REX2a(ホスファチジルイノシトール3,4,5-三リン酸Rac交換因子2a)は、PTEN活性の直接的調節因子であり、潜在的がんタンパク質であることが確認されている。P-REX2aは、PTENを阻害し、下流のPI3K依存性シグナル伝達を刺激することにより、細胞増殖を促進する。これは、P-REX2aによるPTENの異常制御が重要な腫瘍形成機構であることを示唆しており、他のPTEN調節因子候補の病理学的重要性を裏付ける最近のいくつかの研究結果とも一致している。

N. R. Leslie, P-REX2a Driving Tumorigenesis by PTEN Inhibition. Sci. Signal. 2, pe68 (2009).

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