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パーティクルガンによる培養筋管のトランスフェクション

Biolistic Transfection of Cultured Myotubes

Protocols

Sci. STKE, Vol. 2003, Issue 192, pp. pl11, 22 July 2003
[DOI: 10.1126/stke.2003.192.pl11]

Christian Antolik1, Patrick G. De Deyne2, and Robert J. Bloch1*

1Departments of Physiology, University of Maryland School of Medicine, 655 W. Baltimore St., Baltimore, MD 21201 USA.
2Departments of Physical Therapy and Rehabilitation Sciences, University of Maryland School of Medicine, 655 W. Baltimore St., Baltimore, MD 21201 USA.
*Corresponding author. Telephone, 410-706-3020; e-mail, rbloch@umaryland.edu

要約 : 培養細胞へのcDNAコンストラクトのトランスフェクションは、細胞生物学の有効な手段であるが、筋管などの分裂終了細胞は、従来の方法ではトランスフェクションが難しいことがある。パーティクルガン(biolistic)は代替方法となる。我々は、このパーティクルガン技術を用いて、ラット、ヒヨコ、およびC2C12培養筋管にcDNAを導入した。このプロトコールでは、筋管が効率的に(細胞タイプにより20〜70%)トランスフェクトされ、各筋管では高度なcDNA発現が認められて、細胞損傷はほとんどなかった。本法を用いて、我々は、異なる筋特異的なcDNAを緑色蛍光蛋白(GFP)融合体として発現させた。本法は迅速で、信頼性が高く、1回のトランスフェクションごとに使用する試薬量が少なく、これまでトランスフェクションが困難であった細胞タイプでも高いトランスフェクション率が得られる。本法は、プラスミドの大きさやエピトープタグに関わらず、高効率で信頼性が高い。筋肉細胞研究者は、今後は培養筋芽細胞のトランスフェクションや異種発現系に頼らずに、成熟筋管で実験が行えるだろう。

Citation: C. Antolik, P. G. De Deyne, R. J. Bloch, Biolistic Transfection of Cultured Myotubes. Sci. STKE 2003, pl11 (2003).

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