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TARGETシステムおよびGene-Switchシステムによるショウジョウバエ(Drosophila)での時空間的な遺伝子発現ターゲティング

Spatiotemporal Gene Expression Targeting with the TARGET and Gene-Switch Systems in Drosophila

Protocols

Sci. STKE, Vol. 2004, Issue 220, pp. pl6, 17 February 2004
[DOI: 10.1126/stke.2202004pl6]

Sean E. McGuire1*, Zhengmei Mao1*, and Ronald L. Davis1,2*

1Department of Molecular and Cellular Biology, Baylor College of Medicine, Houston, Texas 77030, USA.
2Psychiatry and Behavioral Sciences, Baylor College of Medicine, Houston, Texas 77030, USA.
*Corresponding authors. E-mail: seanmcguire@sbcglobal.net (S.E.M.); mao@bcm.tmc.edu (Z.M.); rdavis@bcm.tmc.edu (R.L.D.). Phone: 713-798-6641; Fax: 713-798-8005.

要約 : 特異的遺伝子発現は、ショウジョウバエ(Drosophila)における生物学的疑問を解明するための標準的技法となっている。最近まで、導入遺伝子の発現は、時間次元または空間次元のいずれかで標的とすることは可能であったが、両者同時には不可能であった。最近では、導入遺伝子の発現を時間的、空間的に同時に制御できる新たなシステムがいくつか開発されている。今回我々は、研究室で作成したそのようなシステムを2種類報告する。1つ目のシステムは、従来型のGAL4-上流活性化配列(UAS)システムと、許容温度でGAL4の転写活性を抑制する温度感受性GAL80分子による、時間的および領域的な遺伝子発現ターゲティング(TARGET)のための一般的な方法を提供している。2つ目のシステムは、Gene-Switchという名称で、ホルモン誘導性のGAL4とプロゲステロン受容体のキメラタンパク質を基盤としている。我々はこれら2つのシステムを用いて、ショウジョウバエ(Drosophila)のrutabaga (rut)記憶変異体における記憶機能障害を、空間的、時間的に同時に回復させた。本プロトコールでは、これら2種類の新たなシステムの使用に関する指針を提供している。これらのシステムは、ショウジョウバエ(Drosophila)の生物学の研究において、またヒト疾患モデルとしてハエを使用するうえで、広範囲で利用可能である。

S. E. McGuire, Z. Mao, R. L. Davis, Spatiotemporal Gene Expression Targeting with the TARGET and Gene-Switch Systems in Drosophila. Sci. STKE 2004, pl6 (2004).

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