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Zn2+蛍光プローブを用いたアポトーシスのモニタリング

Monitoring Apoptosis with Fluorescent Zn2+-Indicators

Protocols

Sci. STKE, Vol. 2004, Issue 223, pp. pl7, 9 March 2004
[DOI: 10.1126/stke.2232004pl7]

Eiichi Kimura1*, Ryoko Takasawa2, Sei-ichi Tanuma2,3, and Shin Aoki3*

1Faculty of Integrated Arts and Sciences, Hiroshima University, 1-7-1 Kagamiyama, Higashi-Hiroshima 739-8521, Japan.
2Genome and Drug Research Center, Tokyo University of Science, 2641 Yamazaki, Noda 278-8510, Japan.
3Faculty of Pharmaceutical Sciences, Tokyo University of Science, 2641 Yamazaki, Noda 278-8510, Japan.
*Corresponding authors. E-mail: ekimura@hiroshima-u.ac.jp, shinaoki@rs.noda.tus.ac.jp

要約 : アポトーシスは、不必要で有害な細胞を除去するプログラムされた細胞死の機構であり、発生途中と組織の恒常性に重要である。Zn2+はアポトーシスに非常に重要であると考えられているが、その役割の正確な詳細はいまだ解明されていない。おもに2水素型(H2L1)で発見される巨大環状Zn2+リガンドdansylamidoethylcyclen [L1・(HCl)4・(H2O)2]は、細胞透過性であり、Zn2+イオノフォアのピリシオン(Zn2+ ionophore pyrithione)によって細胞内へのZn2+の流入が促進された場合に、強い蛍光性を示すZn2+との1:1複合体を形成する。H2L1は、エトポシドにより誘導されたアポトーシスの初期段階にあるHeLa細胞を容易に同定するために用いることができる。これは、この段階に遊離Zn2+の量が増加するためである。アポトーシス細胞の検出に関するH2L1の選択性は、アポトーシスの従来のプローブであるannexin V-Cy3を用いて確認された。本稿では、H2L1を用いたアポトーシス細胞検出の方法、ならびにH2L1を用いたアポトーシス検出とannexin V-Cy3およびZinquinを用いたアポトーシス検出との比較法について述べる。

E. Kimura, R. Takasawa, S.-i. Tanuma, S. Aoki, Monitoring Apoptosis with Fluorescent Zn2+-Indicators. Sci. STKE 2004, pl7 (2004).

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