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高温誘導性Degronとの融合による出芽酵母タンパク質の迅速な除去

Rapid Depletion of Budding Yeast Proteins by Fusion to a Heat-Inducible Degron

Protocols

Sci. STKE, Vol. 2004, Issue 223, pp. pl8, 9 March 2004
[DOI: 10.1126/stke.2232004pl8]

Alberto Sanchez-Diaz1, Masato Kanemaki1, Vanessa Marchesi, and Karim Labib

1These authors contributed equally to this work.
Cancer Research U.K., Paterson Institute for Cancer Research, Christie Hospital, Manchester, U.K.
*Corresponding author. E-mail, klabib@picr.man.ac.uk

要約 : タンパク質の生物学的機能をin vivoで研究するための効果的な方法の1つは、そのタンパク質を不活化して、細胞に生じる事象を観察することである。細胞の生存にとって必須でないタンパク質については、対応する遺伝子をその遺伝子座から簡単に除去することができる。しかし必須タンパク質は、機能を条件的に不活化しなければならないため、その研究はより困難である。本稿では、細胞に対する即時の作用を検討できるように、標的タンパク質を迅速かつ条件的に除去する方法について報告する。コードされるタンパク質のN末端に「heat-inducible(高温誘導性) degron cassette」を付加し、細胞が24℃から37℃へ移行すると特異的なユビキチン介在経路によってタンパク質が分解されるように、出芽酵母遺伝子の染色体座を改変する。分解には、進化的に保存されたUbr1タンパク質がdegron cassetteを認識することが必要であり、Ubr1タンパク質はユビキチン結合酵素と結合している。迅速かつ条件的な標的タンパク質の除去を促進するため、UBR1遺伝子の発現を抑制あるいは強力に誘導することが可能な酵母株を使用している。degron株は、ポリメラーゼ連鎖反応を用いた簡易な「ワンステップ」法によって作成する。

A. Sanchez-Diaz, M. Kanemaki, V. Marchesi, K. Labib, Rapid Depletion of Budding Yeast Proteins by Fusion to a Heat-Inducible Degron. Sci. STKE 2004, pl8 (2004).

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