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後生動物に由来するタンパク質複合体の局在化およびタンデム・アフィニティー精製(TAP)に関する複合的な解析方法

A Combined Approach for the Localization and Tandem Affinity Purification of Protein Complexes from Metazoans

Protocols

Sci. STKE, Vol. 2005, Issue 266, pp. pl1, 11 January 2005
[DOI: 10.1126/stke.2662005pl1]

Iain M. Cheeseman and Arshad Desai

Ludwig Institute for Cancer Research, La Jolla, CA 92093, USA.
Corresponding authors. CMM-East, Rm 3080, Ludwig Institute for Cancer Research, La Jolla, CA 92093, USA; e-mail, icheeseman@ucsd.edu (I.M.C.); abdesai@ucsd.edu (A.D.)

要約 : タンパク質の機能を理解するには、そのタンパク質のin vivoでの局在の知識を得たり,相互作用するパートナーを同定したりすることが大きな助けになる。今回我々は、後生動物におけるタンパク質の局在決定およびアフィニティー精製(localization and affinity purification:LAP)を可能にする、遺伝子組換えによりコードされた融合タンパク質の発現に基づく方法について述べる。この方法を用いると、形質転換体を迅速に同定でき、タンパク質の局在および動態の生体内イメージングが可能になる。さらに、改良型タンデム・アフィニティー精製(TAP)法では同じタグが使用できるので、高純度の変性されていないタンパク質複合体を単離することができる。この精製方法は有効であるので、古典的な生化学的精製法ではほとんど検討できない微量のタンパク質複合体の解析が可能になる。LAP法は、さまざまな後生動物における細胞内および発生におけるタンパク質機能の解析に幅広く適用できるはずである。

I. M. Cheeseman, A. Desai, A Combined Approach for the Localization and Tandem Affinity Purification of Protein Complexes from Metazoans. Sci. STKE 2005, pl1 (2005).

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