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量子ドットに基づく細胞の運動性の定量法

Quantum Dot-Based Cell Motility Assay

Protocols

Sci. STKE, Vol. 2005, Issue 290, pp. pl5, 28 June 2005
[DOI: 10.1126/stke.2902005pl5]

Weiwei Gu1, Teresa Pellegrino2, Wolfgang J. Parak2, Rosanne Boudreau1, Mark A. Le Gros3, Daniele Gerion2, A. Paul Alivisatos2, and Carolyn A. Larabell1,3*

1Department of Anatomy, University of California, San Francisco, San Francisco, CA 94143, USA.
2Department of Chemistry, University of California, Berkeley, CA 94720, USA.
3Physical Bioscience Division, Lawrence Berkeley National Laboratory, Berkeley, CA 94720, USA.
*Corresponding author. E-mail, calarabell@lbl.gov

要約 : コロイド性CdSe/ZnS半導体ナノ結晶(量子ドットとして一般的に知られている)は、その物理学的および光化学的特性が好ましいことから、生物学的イメージングへの利用に大きな可能性を持っている。この報告では、細胞の運動性を定量化するためのマーカーとして量子ドットを用いた定量法を紹介する。量子ドットの均一な層の上にまかれた細胞は、ナノ結晶を取り込んで吸収した結果、無蛍光の(fluorescence-free)跡を残す。今回我々は、細胞面積と無蛍光の痕跡の面積の比率を測定することで、侵襲性の癌細胞と非侵襲性の癌細胞を区別することができることを示した。この定量法は、単純な蛍光検出を用いており、データ処理もさほど必要でなく、生細胞の研究に利用できることから、侵襲性癌細胞株と非侵襲性癌細胞株を区別する、あるいは遊走に関与する細胞シグナル伝達過程を研究する、強力な新しいツールとなる可能性がある。

W. Gu, T. Pellegrino, W. J. Parak, R. Boudreau, M. A. Le Gros, D. Gerion, A. P. Alivisatos, C. A. Larabell, Quantum Dot-Based Cell Motility Assay. Sci. STKE 2005, pl5 (2005).

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