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ANQXを用いた、生細胞におけるAMPA受容体の迅速な光不活性化

Rapid Photoinactivation of Native AMPA Receptors on Live Cells Using ANQX

Protocols

Sci. STKE, Vol. 2006, Issue 331, pp. pl1, 18 April 2006
[DOI: 10.1126/stke.3312006pl1]

Pamela M. England*

Departments of Pharmaceutical Chemistry and Cellular and Molecular Pharmacology, University of California, San Francisco, CA 94143, USA.
*Corresponding author. E-mail: england@picasso.ucsf.edu

要約 : AMPA (α-アミノ-3-ヒドロキシ-5-メチル-4-イソキサゾールプロピオン酸)受容体は、イオンチャネル型グルタミン酸受容体の主要なサブタイプであり、哺乳動物の脳における速い興奮性シナプス伝達の大部分を担っている。興奮性シナプス内部および外部へのAMPA受容体の構成的輸送および調節性輸送は、シナプスに放出されたグルタミン酸に対する迅速な応答を確実にし、シナプス可塑性の機構を提供している。生きているニューロンにおけるAMPA受容体の輸送の直接的、定量的でリアルタイムの測定を可能にするために、膜不透過性の光反応性AMPA受容体アンタゴニストを設計して利用し、紫外線(UV)により表面受容体を迅速かつ不可逆的に不活性化した。光反応性アンタゴニストの6-アジド-7-ニトロ-1,4-ジヒドロキノキサリン-2,3-ジオン(ANQX)は、UV照射を受けると極めて反応性の高いナイトレンになるアリールアジドである。ナイトレンは、AMPA受容体に共有結合性に架橋することにより、結合したAMPA受容体を不可逆的に拮抗することができる。したがって、ANQXは、表面に露出したAMPA受容体を迅速に不活性化する手段である。AMPA受容体を介するイオン電流の連続記録のようなAMPA受容体の機能アッセイと組み合わせることにより、ANQXはAMPA受容体の輸送をリアルタイムで直接モニタリングする手段を提供する。

P. M. England, Rapid Photoinactivation of Native AMPA Receptors on Live Cells Using ANQX. Sci. STKE 2006, pl1 (2006).

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