• ホーム
  • Ephタンパク質ファミリーの時代到来:さらなる混乱、解明あるいは複雑化?

Ephタンパク質ファミリーの時代到来:さらなる混乱、解明あるいは複雑化?

Eph, a Protein Family Coming of Age: More Confusion, Insight, or Complexity?

Reviews

Sci. Signal., 15 April 2008
Vol. 1, Issue 15, p. re2
[DOI: 10.1126/stke.115re2]

Martin Lackmann1* and Andrew W. Boyd2

1Department of Biochemistry and Molecular Biology, Monash University, Clayton, Victoria 3800, Australia.
2Leukaemia Foundation Laboratory, Queensland Institute of Medical Research, Post Office Royal Brisbane Hospital, 4029, Australia.
*Corresponding author. E-mail, martin.lackmann@med.monash.edu.au

要約 : 1980年代半ば以来、Eph受容体はその機能およびリガンドが未知のオーファン受容体という位置付けから、多細胞生物において細胞の輸送を調節する最も複雑な「グローバルポジショニングシステム」の1つへと展開していった。この間、Ephおよびエフリンリガンドへの関心は飛躍的に大きくなり、それと同時にゲノムマッピングおよび遺伝子操作による生物学的機能を探索する方法はさらに重要性を増してきた。その結果、Ephのシグナル伝達および機能の解明に用いられた当初の考え方の多くは捨て去られた。Eph/エフリンの生物学およびその根底にある分子的原理に対する理解をさらに深めることは切実な課題となっている。正常な発達および発がん、特に骨格、血管および神経系のパターン形成中の細胞の位置決めの多くは、何らかの形でEph/エフリン機能によって調節されている。基礎をなすシグナル伝達ネットワークが相当複雑であることに疑いの余地はなく、Ephの機能をさらに理解するには、おそらくシステムズバイオロジー的な取り組みが必要であろう。

M. Lackmann, A. W. Boyd, Eph, a Protein Family Coming of Age: More Confusion, Insight, or Complexity? Sci. Signal. 1, re2 (2008).

英文原文をご覧になりたい方はScience Signaling オリジナルサイトをご覧下さい

英語原文を見る