• ホーム
  • 蛍光タンパク質を用いて生細胞内のシグナル伝達を画像化する

蛍光タンパク質を用いて生細胞内のシグナル伝達を画像化する

Imaging Signal Transduction in Living Cells with Fluorescent Proteins

Teaching Resource

Sci. STKE, Vol. 2005, Issue 314, pp. tr28, 13 December 2005
[DOI: 10.1126/stke.3142005tr28]

Mark R. Philips*

Departments of Medicine, Cell Biology and Pharmacology, New York University School of Medicine, New York, NY 10016, USA.
*Contact information. E-mail, philim01@nyu.edu

要約 : 最近まで、このシグナル伝達分野の研究では、シグナル伝達の「何が」と「いつ」が扱われてきた。誰が誰に、どのくらいの間、シグナルを発しているのであろうか? 遺伝的にコード化された蛍光タンパク質の出現によって、生細胞内のシグナル伝達事象をリアルタイムで観察することが可能となってきた。これによって、細胞内シグナル伝達の研究に「どこで」という次元を加えられた。「細胞内シグナル伝達系:大学院生向け講座(Cell Signaling Systems: A Course for Graduate Students)」の一環である本講義では、シグナル伝達事象を検出するために緑色蛍光タンパク質(GFP)標識プローブを用いて、新たな経路を解明したり、単一細胞レベルでシグナル伝達事象の動態を説明したり、これらの事象が発生する細胞内コンパートメントを明らかにしたりする方法の概観を述べる。生化学的手法によるこれまでの知見を裏付ける結果が得られることもあれば、驚くべき結果が得られることもある。例として、タンパク質局在化、再局在化、光退色後蛍光回復(FRAP)、蛍光共鳴エネルギー移動(FRET)を利用した研究などを挙げる。FRETプローブのデザインについて説明する。生細胞内の低分子量グアノシントリホスファターゼ(GTPase)を介するシグナル伝達を一例として、研究者たちがこの系を観察するために開発してきた独創的で多様な方法について検討する。

M. R. Philips, Imaging Signal Transduction in Living Cells with Fluorescent Proteins. Sci. STKE 2005, tr28 (2005).

英文原文をご覧になりたい方はScience Signaling オリジナルサイトをご覧下さい

英語原文を見る