図 一番上の細胞バンドは末梢血単核細胞 (PBMCs) です。リンパ球は 層1 に、単球は 層2 に含まれます。多形核細胞はPolymorphprep™ の層に見られる細胞バンドに含まれます。
- 15ml の遠心チューブにPolymorphprep™ 5.0 mL を入れ、抗凝固処理※1した採取後2時間以内の血液5.0 mLを2層が混ざらないように注意深く重層します※2。
- スウィングローターを使用して、18〜22℃、500〜550× gの設定で30分間遠心分離します。
- 分離した多形核細胞の層をパスツールピペット※3で採取します。
- 採取した多形核細胞の浸透圧を正常状態に戻すため、採取した細胞液と同量の0.45% NaCl もしくは2 倍希釈した培地を加え、懸濁します※4。
- 洗浄のため、懸濁液を15 mLチューブに移して18〜22℃、400× gで10分間遠心して細胞を沈殿させます。
- 上清を除去し、細胞を生理食塩水 (0.9% NaCl)もしくは培地で懸濁し、上記と同様に遠心します。
- 上清を除去し、その後の分析に最適な任意の溶液で再懸濁します。
※1 抗凝固剤: EDTA (K salt)をメーカーでは推奨しています。
※2 血液サンプルとPolymorphprep™溶液の温度は18〜22℃に保ってください。50 mLチューブの場合はPolymorphprep™ 18 mLと血液18 mLを使用します。
※3 メーカーでは、先端の平らな金属製カニューレ (内径 0.8 mm)の使用を推奨しております。
※4 細胞密度を下げる目的などでさらに希釈する場合は、生理食塩水 (0.9% NaCl)または培地を加えて薄めて下さい。