A1BGとは?
α‐1B‐糖タンパク質(A1BG:Alpha-1B-glycoprotein)は、免疫グロブリンスーパーファミリーのメンバーに属する血漿タンパク質です。α‐1B‐糖タンパク質(A1BG)は、474個のアミノ酸からなり、5個の鎖内のジスルフィド結合を有します。システインリッチ分泌タンパク質3(CRISP‐3:cysteine-rich secretory protein 3)が、α‐1B‐糖タンパク質(A1BG)の特異的かつ高親和性リガンドであることが報告されています。また、α-1B-糖タンパク質(A1BG)は、CRISP-3と複合体をつくることで、潜在的に有害な作用を持つ遊離CRISP3の循環から保護します。α-1B-糖タンパク質(A1BG)は、平均濃度 22mg/dl で正常成人血漿中に存在します。血中のα-1B-糖タンパク質(A1BG)レベルの上昇は、非小細胞肺癌、子宮内膜癌、子宮頸癌を含むいくつかの癌種との関連が示唆されています。
■ プロテインテック抗体で開発したELISA製品
抗体メーカーであるプロテインテックでは、複数のアプリケーションで検証済みの『自社製造抗体』をスクリーニングし、最適な抗体ペアを選抜して、ELISAキットを開発しています。多くが完全長タンパク質抗原によって作製された抗体は、血清、血漿、細胞培養上清等、様々な生体サンプル*の内在性タンパク質を捕捉できるため、信頼性の高い確実な測定を可能にします。
* 測定可能なサンプルタイプは品番によって異なります。個別のデータシートをご確認ください。
*:右図は「抗体ペアの一例」を示します。抗体ペアとして「ポリクローナル/ポリクローナル」または「モノクローナル/モノクローナル」の組み合わせを使用している場合や、ウサギまたはマウス以外の免疫動物由来の抗体タイプがキット開発に使用されている場合もございます。