AFPとは?
AFPは、α-フェトプロテインとしても知られる、胎児の主要な血漿タンパク質であり、成人ではその濃度は非常に低いことが知られています。そのため通常AFPは、肝細胞前駆細胞のマーカーと考えられています。AFPは、肝細胞がんのほか、成人肝細胞がん患者の血漿および腹水中に高濃度で検出されることが報告されています。高いAFP濃度は腫瘍細胞の増殖と相関しており、AFPの腫瘍マーカーとしての有用性も示唆されています。
■ プロテインテック抗体で開発したELISA製品
抗体メーカーであるプロテインテックでは、複数のアプリケーションで検証済みの『自社製造抗体』をスクリーニングし、最適な抗体ペアを選抜して、ELISAキットを開発しています。多くが完全長タンパク質抗原によって作製された抗体は、血清、血漿、細胞培養上清等、様々な生体サンプル*の内在性タンパク質を捕捉できるため、信頼性の高い確実な測定を可能にします。
* 測定可能なサンプルタイプは品番によって異なります。個別のデータシートをご確認ください。
*:右図は「抗体ペアの一例」を示します。抗体ペアとして「ポリクローナル/ポリクローナル」または「モノクローナル/モノクローナル」の組み合わせを使用している場合や、ウサギまたはマウス以外の免疫動物由来の抗体タイプがキット開発に使用されている場合もございます。