CCL20とは?
CCL20(別名:MIP-3α)は、内皮細胞、好中球、ナチュラルキラー(NK)細胞、Th17細胞およびB細胞等の炎症および自己免疫応答に関連する細胞種によって産生されるケモカインであり、リンパ組織、肺および肝臓において主に発現されます。CCL20は炎症細胞の動員に関与します。CCL20はその受容体CCR6を介して選択的にシグナルを伝達します。CCL20/CCR6のリガンド/レセプターのペアは、未成熟樹状細胞、エフェクターT細胞/記憶T細胞およびB細胞の化学誘引に関与します。また、ホメオスタシスおよび炎症性の条件下で、皮膚および粘膜表面、ならびに癌や関節リウマチ等の病理学的プロセスにおいて役割を果たします。
■ プロテインテック抗体で開発したELISA製品
抗体メーカーであるプロテインテックでは、複数のアプリケーションで検証済みの『自社製造抗体』をスクリーニングし、最適な抗体ペアを選抜して、ELISAキットを開発しています。多くが完全長タンパク質抗原によって作製された抗体は、血清、血漿、細胞培養上清等、様々な生体サンプル*の内在性タンパク質を捕捉できるため、信頼性の高い確実な測定を可能にします。
* 測定可能なサンプルタイプは品番によって異なります。個別のデータシートをご確認ください。
*:右図は「抗体ペアの一例」を示します。抗体ペアとして「ポリクローナル/ポリクローナル」または「モノクローナル/モノクローナル」の組み合わせを使用している場合や、ウサギまたはマウス以外の免疫動物由来の抗体タイプがキット開発に使用されている場合もございます。