CCL27/CTACKとは?
CCL27(C-C motif chemokine ligand 27)は、CTACK(Cutaneous T-cell-attracting chemokine)としても知られる、CCケモカインサブファミリーのメンバーです。CCL27は、主に皮膚で発現し、皮膚リンパ球抗原(CLA:cutaneous lymphocyte antigen)陽性T細胞とランゲルハンス細胞を選択的に誘引します[PMID: 10588729 、11714760 、10725697 ]。角化細胞(ケラチノサイト)から分泌されるCCL27は、アトピー性皮膚炎、接触皮膚炎、乾癬等の炎症性皮膚疾患に関与すると示唆されています[PMID: 19832835 、27879026 ]。CCL27は、CCR10(C-C chemokine receptor type 10)に対するリガンドです。T細胞上のCCR10にCCL27が結合すると、皮膚への遊走が促進され、局所免疫応答に関与することが示唆されています[PMID: 11825560 ]。
■ プロテインテック抗体で開発したELISA製品
抗体メーカーであるプロテインテックでは、複数のアプリケーションで検証済みの『自社製造抗体』をスクリーニングし、最適な抗体ペアを選抜して、ELISAキットを開発しています。多くが完全長タンパク質抗原によって作製された抗体は、血清、血漿、細胞培養上清等、様々な生体サンプル*の内在性タンパク質を捕捉できるため、信頼性の高い確実な測定を可能にします。
* 測定可能なサンプルタイプは品番によって異なります。個別のデータシートをご確認ください。
*:右図は「抗体ペアの一例」を示します。抗体ペアとして「ポリクローナル/ポリクローナル」または「モノクローナル/モノクローナル」の組み合わせを使用している場合や、ウサギまたはマウス以外の免疫動物由来の抗体タイプがキット開発に使用されている場合もございます。