CD14とは?
CD14は、50~55kDaの分子量を示す、グリコシルホスファチジルイノシトール(GPI)アンカー型糖タンパク質です。CD14は、単球およびマクロファージに強く発現します。CD14は、細菌のリポサッカライド(LPS/リポ多糖)に対する共受容体(TLR4およびMD‐2と共に)として機能します。LPSに対する単球の炎症反応において主要な役割を果たします。可溶型のCD14(sCD14)は、細胞培養上清、ヒト血清、尿中に検出され、細胞表面から取り除かれるか、細胞内から放出されます。単球由来のsCD14放出の増加は、種々の薬剤による刺激後に観察され、sCD14は単球/マクロファージの活性化のマーカーである可能性が示唆されています。
■ プロテインテック抗体で開発したELISA製品
抗体メーカーであるプロテインテックでは、複数のアプリケーションで検証済みの『自社製造抗体』をスクリーニングし、最適な抗体ペアを選抜して、ELISAキットを開発しています。多くが完全長タンパク質抗原によって作製された抗体は、血清、血漿、細胞培養上清等、様々な生体サンプル*の内在性タンパク質を捕捉できるため、信頼性の高い確実な測定を可能にします。
* 測定可能なサンプルタイプは品番によって異なります。個別のデータシートをご確認ください。
*:右図は「抗体ペアの一例」を示します。抗体ペアとして「ポリクローナル/ポリクローナル」または「モノクローナル/モノクローナル」の組み合わせを使用している場合や、ウサギまたはマウス以外の免疫動物由来の抗体タイプがキット開発に使用されている場合もございます。