CD163とは?
CD163は、M130(Scavenger receptor cysteine-rich type 1 protein M130)としても知られる、スカベンジャー受容体スーパーファミリーに属する膜糖タンパク質です。CD163は、単球および組織マクロファージにのみ発現する急性期調節性およびシグナル誘導性マクロファージタンパク質です[PMID: 10403791 、11196644 ]。CD163は、ハプトグロビン-ヘモグロビン(haptoglobin-haemoglobin)複合体のエンドサイトーシスを媒介します。マクロファージによるハプトグロビンの取り込みは、鉄の再利用や炎症反応に寄与します。マクロファージの炎症性活性化過程で外部ドメインが脱落することで生じ、血液中を循環する可溶性CD163(sCD163)は、血漿/血清中のマクロファージ活性マーカーであることが示唆されています。
■ プロテインテック抗体で開発したELISA製品
抗体メーカーであるプロテインテックでは、複数のアプリケーションで検証済みの『自社製造抗体』をスクリーニングし、最適な抗体ペアを選抜して、ELISAキットを開発しています。多くが完全長タンパク質抗原によって作製された抗体は、血清、血漿、細胞培養上清等、様々な生体サンプル*の内在性タンパク質を捕捉できるため、信頼性の高い確実な測定を可能にします。
* 測定可能なサンプルタイプは品番によって異なります。個別のデータシートをご確認ください。
*:右図は「抗体ペアの一例」を示します。抗体ペアとして「ポリクローナル/ポリクローナル」または「モノクローナル/モノクローナル」の組み合わせを使用している場合や、ウサギまたはマウス以外の免疫動物由来の抗体タイプがキット開発に使用されている場合もございます。