B7-H3とは?
B7-H3(CD276)は、多くの組織および細胞型に発現するI型膜貫通タンパク質です。B7-H3は、B7免疫調節ファミリーに属する100kDaの糖タンパク質であり、おそらくT細胞共刺激因子および共阻害因子の両方として機能することによって、T細胞媒介性免疫応答の調節に関与します。B7-H3は広範囲のヒト固形癌に過剰発現し、癌の進行および転移に関与していることが示唆されており、癌免疫療法の有力な標的として研究されています。単球、樹状細胞、活性化T細胞、B7-H3陽性腫瘍細胞によって放出される可溶型のB7-H3(sB7-H3)は、ヒト血液サンプルおよび細胞培養上清で検出されます。
■ プロテインテック抗体で開発したELISA製品
抗体メーカーであるプロテインテックでは、複数のアプリケーションで検証済みの『自社製造抗体』をスクリーニングし、最適な抗体ペアを選抜して、ELISAキットを開発しています。多くが完全長タンパク質抗原によって作製された抗体は、血清、血漿、細胞培養上清等、様々な生体サンプル*の内在性タンパク質を捕捉できるため、信頼性の高い確実な測定を可能にします。
* 測定可能なサンプルタイプは品番によって異なります。個別のデータシートをご確認ください。
*:右図は「抗体ペアの一例」を示します。抗体ペアとして「ポリクローナル/ポリクローナル」または「モノクローナル/モノクローナル」の組み合わせを使用している場合や、ウサギまたはマウス以外の免疫動物由来の抗体タイプがキット開発に使用されている場合もございます。