CNPY2とは?
CNPY2(canopy FGF signaling regulator 2)は、MSAP、TMEM4またはZSIG9とも呼ばれる、神経突起伸長の正の調節因子です[PMID:12826659 ]。CNPY2は、MIR(ezrin-radixin-moesin (ERM)-like myosin regulatory light chain-interacting protein)と相互作用します。これら2つのタンパク質は、培養細胞系および初代神経細胞で共局在することが確認されています。CNPY2は、HIF-1α調節性の分泌型血管新生増殖因子であり、平滑筋細胞の遊走および増殖、組織の血管再生を促進します[PMID:25589425 ]。CNPY2は、線維芽細胞の伸展(cell spreading)およびC6細胞(ラット神経膠腫細胞)の遊走を促進します[PMID:15905959 ]。また、CNPY2は、低密度リポタンパク質受容体およびFGF21の発現に影響を示すことが報告されています[PMID:22378787 ]。
■ プロテインテック抗体で開発したELISA製品
抗体メーカーであるプロテインテックでは、複数のアプリケーションで検証済みの『自社製造抗体』をスクリーニングし、最適な抗体ペアを選抜して、ELISAキットを開発しています。多くが完全長タンパク質抗原によって作製された抗体は、血清、血漿、細胞培養上清等、様々な生体サンプル*の内在性タンパク質を捕捉できるため、信頼性の高い確実な測定を可能にします。
* 測定可能なサンプルタイプは品番によって異なります。個別のデータシートをご確認ください。
*:右図は「抗体ペアの一例」を示します。抗体ペアとして「ポリクローナル/ポリクローナル」または「モノクローナル/モノクローナル」の組み合わせを使用している場合や、ウサギまたはマウス以外の免疫動物由来の抗体タイプがキット開発に使用されている場合もございます。