CRPとは?
C反応性タンパク(CRP:C-reactive protein)は、インターロイキン6(IL-6)に応答して主に肝臓で合成される、急性期血清タンパク質です。CRPの名称は、肺炎レンサ球菌(Streptococcus pneumoniae)のC多糖類と反応する性質に由来して名づけられました。CRPは、ペントラキシンファミリーに属する環状の五量体形成タンパク質です。CRPは、宿主の生体防御反応に関与する機能を有します。CRPは、カルシウム存在下で細菌表面のホスホリルコリンに結合することで、凝集、細菌莢膜の膨化、食作用および補体固定化を誘導します。CRPは、炎症マーカーとしてよく使用されます。
■ プロテインテック抗体で開発したELISA製品
抗体メーカーであるプロテインテックでは、複数のアプリケーションで検証済みの『自社製造抗体』をスクリーニングし、最適な抗体ペアを選抜して、ELISAキットを開発しています。多くが完全長タンパク質抗原によって作製された抗体は、血清、血漿、細胞培養上清等、様々な生体サンプル*の内在性タンパク質を捕捉できるため、信頼性の高い確実な測定を可能にします。
* 測定可能なサンプルタイプは品番によって異なります。個別のデータシートをご確認ください。
*:右図は「抗体ペアの一例」を示します。抗体ペアとして「ポリクローナル/ポリクローナル」または「モノクローナル/モノクローナル」の組み合わせを使用している場合や、ウサギまたはマウス以外の免疫動物由来の抗体タイプがキット開発に使用されている場合もございます。