CXCL10とは?
CXCL10(別名:IP-10)は、CXCR3レセプターに結合してその生物学的効果を発揮するCXCケモカインファミリーのメンバーです。CXCL10は12kDaのタンパク質であり、2つの内部ジスルフィド架橋部位を有します。予測されるシグナルペプチダーゼによる切断は、N末端に4つの保存されたシステイン残基を有する10kDaの分泌ポリペプチドを生成します。CXCL10遺伝子は、第4染色体バンドq21に位置します。この遺伝子座は、t (4; 11) (q21; q23) 転座を示す急性単球性/Bリンパ球系白血病に関連します。CXCL10は、白血球トラフィキング(leukocyte trafficking)、適応免疫、炎症、造血、血管新生を媒介します。炎症誘発性条件下では、CXCL10は、IFN-γに応答して、白血球、活性化好中球、好酸球、単球、上皮細胞、内皮細胞、間質細胞(線維芽細胞)およびケラチノサイトのような種々の細胞から分泌されます。
■ プロテインテック抗体で開発したELISA製品
抗体メーカーであるプロテインテックでは、複数のアプリケーションで検証済みの『自社製造抗体』をスクリーニングし、最適な抗体ペアを選抜して、ELISAキットを開発しています。多くが完全長タンパク質抗原によって作製された抗体は、血清、血漿、細胞培養上清等、様々な生体サンプル*の内在性タンパク質を捕捉できるため、信頼性の高い確実な測定を可能にします。
* 測定可能なサンプルタイプは品番によって異なります。個別のデータシートをご確認ください。
*:右図は「抗体ペアの一例」を示します。抗体ペアとして「ポリクローナル/ポリクローナル」または「モノクローナル/モノクローナル」の組み合わせを使用している場合や、ウサギまたはマウス以外の免疫動物由来の抗体タイプがキット開発に使用されている場合もございます。