CXCL16とは?
CXCL16(C-X-C motif chemokine ligand 16)は、CXCケモカインファミリーに属するサイトカインであり、膜貫通分子として形質細胞様樹状細胞で産生されます。膜貫通型および可溶性型として存在します。膜貫通型のCXCL16はCXCR6発現細胞での接着分子として機能します。一方、可溶性型のCXCL16は循環細胞の傷害部位への浸潤を媒介します。CXCL16は、関節リウマチ、糸球体腎炎、前立腺癌を含む炎症性疾患での重要なメディエーターとして考えられています。また、CXCL16は、ループス腎炎や抗糸球体性基底膜腎炎のようないくつかの腎疾患に関与することも報告されています。さらに、CXCL16は、アンジオテンシンII誘発性の腎障害、マクロファージおよびT細胞の浸潤の調節、骨髄由来線維芽細胞の蓄積を介した線維症の発症において中心的役割を担うことも示唆されています。
■ プロテインテック抗体で開発したELISA製品
抗体メーカーであるプロテインテックでは、複数のアプリケーションで検証済みの『自社製造抗体』をスクリーニングし、最適な抗体ペアを選抜して、ELISAキットを開発しています。多くが完全長タンパク質抗原によって作製された抗体は、血清、血漿、細胞培養上清等、様々な生体サンプル*の内在性タンパク質を捕捉できるため、信頼性の高い確実な測定を可能にします。
* 測定可能なサンプルタイプは品番によって異なります。個別のデータシートをご確認ください。
*:右図は「抗体ペアの一例」を示します。抗体ペアとして「ポリクローナル/ポリクローナル」または「モノクローナル/モノクローナル」の組み合わせを使用している場合や、ウサギまたはマウス以外の免疫動物由来の抗体タイプがキット開発に使用されている場合もございます。