ECM1とは?
細胞外マトリックスタンパク質1(ECM1:Extracellular matrix protein 1)は、骨形成、皮膚分化、細胞増殖等の多くの生物学的プロセスに関与する糖タンパク質であり、血管新生を促進します。ECM1は、乳癌で発現し、細胞移動と血管新生に関与する可能性が示唆されています。また、病理学的解析では、ECM1は、乳癌、甲状腺癌、肝細胞癌を含むいくつかのタイプの癌の形成および転移に関係することが示唆されています。ECM1は、ヒト血清中に検出されます。ECM1タンパク質は、血管新生、腫瘍進行、悪性腫瘍の誘因(トリガー)である可能性が研究されています。
■ プロテインテック抗体で開発したELISA製品
抗体メーカーであるプロテインテックでは、複数のアプリケーションで検証済みの『自社製造抗体』をスクリーニングし、最適な抗体ペアを選抜して、ELISAキットを開発しています。多くが完全長タンパク質抗原によって作製された抗体は、血清、血漿、細胞培養上清等、様々な生体サンプル*の内在性タンパク質を捕捉できるため、信頼性の高い確実な測定を可能にします。
* 測定可能なサンプルタイプは品番によって異なります。個別のデータシートをご確認ください。
*:右図は「抗体ペアの一例」を示します。抗体ペアとして「ポリクローナル/ポリクローナル」または「モノクローナル/モノクローナル」の組み合わせを使用している場合や、ウサギまたはマウス以外の免疫動物由来の抗体タイプがキット開発に使用されている場合もございます。