EGFRとは?
上皮成長因子受容体(EGFR:epidermal growth factor receptor)は、受容体チロシンキナーゼ(RTK)のErbBファミリーに属し、上皮細胞生理学において重要な機能を発揮します。EGFRは、チロシンキナーゼ型受容体(RTK)です。キナーゼ活性を有するC末端側の細胞内領域、および疎水性膜貫通ドメインであるN末端側の細胞外リガンド結合部位からなります。EGFRは、異なるタイプのヒト癌において頻繁に変異および/または過剰発現され、臨床研究において、複数の癌治療の標的とされています。また、EGFR遺伝子の変異は肺癌との関連性が示唆されています。
■ プロテインテック抗体で開発したELISA製品
抗体メーカーであるプロテインテックでは、複数のアプリケーションで検証済みの『自社製造抗体』をスクリーニングし、最適な抗体ペアを選抜して、ELISAキットを開発しています。多くが完全長タンパク質抗原によって作製された抗体は、血清、血漿、細胞培養上清等、様々な生体サンプル*の内在性タンパク質を捕捉できるため、信頼性の高い確実な測定を可能にします。
* 測定可能なサンプルタイプは品番によって異なります。個別のデータシートをご確認ください。
*:右図は「抗体ペアの一例」を示します。抗体ペアとして「ポリクローナル/ポリクローナル」または「モノクローナル/モノクローナル」の組み合わせを使用している場合や、ウサギまたはマウス以外の免疫動物由来の抗体タイプがキット開発に使用されている場合もございます。