FABP2とは?
FABP2(fatty acid binding protein 2、脂肪酸結合タンパク質2)は、I-FABP(intestinal fatty acid binding protein)としても知られ、吸収性腸絨毛細胞で発現します[PMID:25458898 ]。主に脂質の細胞内輸送や腸管吸収に関与します[PMID:30845287 ]。FABP2は、粘膜傷害、虚血のマーカーと考えられており、血清中のI-FABP濃度が組織傷害の指標として用いられます[PMID:30845287 ]。
■ プロテインテック抗体で開発したELISA製品
抗体メーカーであるプロテインテックでは、複数のアプリケーションで検証済みの『自社製造抗体』をスクリーニングし、最適な抗体ペアを選抜して、ELISAキットを開発しています。多くが完全長タンパク質抗原によって作製された抗体は、血清、血漿、細胞培養上清等、様々な生体サンプル*の内在性タンパク質を捕捉できるため、信頼性の高い確実な測定を可能にします。
* 測定可能なサンプルタイプは品番によって異なります。個別のデータシートをご確認ください。
*:右図は「抗体ペアの一例」を示します。抗体ペアとして「ポリクローナル/ポリクローナル」または「モノクローナル/モノクローナル」の組み合わせを使用している場合や、ウサギまたはマウス以外の免疫動物由来の抗体タイプがキット開発に使用されている場合もございます。