GDF‐15とは?
増殖分化因子15(GDF-15)は、MIC-1(macrophage inhibitory cytokine-1/マクロファージ抑制性サイトカイン-1)としても知られるTGFβ(TGFb/Transforming growth factor beta)スーパーファミリーに属するタンパク質です。GDF-15(MIC-1)は、ストレス誘発性サイトカインです。低酸素、炎症、酸化ストレスと関連して産生され、炎症性サイトカインによる刺激後に内皮細胞からも放出されます。GDF-15レベルは、急性呼吸促迫症候群、肺高血圧症、心不全などの疾患で上昇することが報告されています。GDF-15は、癌、心血管疾患、炎症性疾患と関連することが示唆されています。GDF-15は、パラクライン的に機能し、脂肪組織機能および体脂肪量の調節において役割を有する可能性が示唆されています。GDF-15は、胎盤で高度に発現します。GDF-15は、ヒト胚発生に関与し、妊娠の維持に必要であることが知られています。
■ プロテインテック抗体で開発したELISA製品
抗体メーカーであるプロテインテックでは、複数のアプリケーションで検証済みの『自社製造抗体』をスクリーニングし、最適な抗体ペアを選抜して、ELISAキットを開発しています。多くが完全長タンパク質抗原によって作製された抗体は、血清、血漿、細胞培養上清等、様々な生体サンプル*の内在性タンパク質を捕捉できるため、信頼性の高い確実な測定を可能にします。
* 測定可能なサンプルタイプは品番によって異なります。個別のデータシートをご確認ください。
*:右図は「抗体ペアの一例」を示します。抗体ペアとして「ポリクローナル/ポリクローナル」または「モノクローナル/モノクローナル」の組み合わせを使用している場合や、ウサギまたはマウス以外の免疫動物由来の抗体タイプがキット開発に使用されている場合もございます。