GNLY/Granulysinとは?
グラニュライシン(GNLY:Granulysin)は、サポシン様タンパク質(SAPLIP:saposin-like protein)ファミリーのメンバーです。グラニュライシンは、活性化ヒト細胞傷害性T細胞およびNK細胞で発現細胞溶解性および炎症誘発性分子であり、様々な微生物および腫瘍に対して溶解活性を示します[PMID: 19381021 、9194222 ]。グラニュライシンは、分子量15kDaのインタクト型として産生され、一部はアミノ末端およびカルボキシ末端で切断され、9kDaの切断型を生成します[PMID: 10449094 、20674748 ]。グラニュライシンは、感染症、癌、移植、皮膚疾患および生殖合併症を含む多種多様な疾患に広い臨床的関連性を示すことが報告されています[PMID: 19254247 ]。グラニュライシンの組織中または血清中の発現量は、感染症、自己免疫疾患、移植拒絶反応で上昇することが報告されています[PMID: 20660289 ]。グラニュライシン発現は、様々な癌において良好な転帰と広く相関しています[PMID: 19254247 ]。
■ プロテインテック抗体で開発したELISA製品
抗体メーカーであるプロテインテックでは、複数のアプリケーションで検証済みの『自社製造抗体』をスクリーニングし、最適な抗体ペアを選抜して、ELISAキットを開発しています。多くが完全長タンパク質抗原によって作製された抗体は、血清、血漿、細胞培養上清等、様々な生体サンプル*の内在性タンパク質を捕捉できるため、信頼性の高い確実な測定を可能にします。
* 測定可能なサンプルタイプは品番によって異なります。個別のデータシートをご確認ください。
*:右図は「抗体ペアの一例」を示します。抗体ペアとして「ポリクローナル/ポリクローナル」または「モノクローナル/モノクローナル」の組み合わせを使用している場合や、ウサギまたはマウス以外の免疫動物由来の抗体タイプがキット開発に使用されている場合もございます。