gp130とは?
gp130(Glycoprotein 130、IL6ST、CD130、IL6R-βとしても知られる)は、IL-6ファミリーのシグナル伝達単位として働く、広く発現するシグナル伝達受容体です。gp130は、IL-6、IL-11、IL-27、LIF(Leukemia Inhibitory Factor/白血病阻止因子)、OSM(オンコスタチンM)、毛様体神経栄養因子(CNTF:ciliary neurotrophic factor)、カルジオトロフィン1(CT-1:cardiotrophin 1)、カルジオトロフィン様サイトカイン(CLC:cardiotrophin-like cytokine)を含むサイトカインのシグナル伝達に関与します。これらのサイトカインは、gp130/Jak/STAT経路を介してシグナルを伝達します。IL-6がIL-6Rに結合すると、gp130のホモ二量体化と高親和性受容体複合体の形成が誘導され、Jakキナーゼタンパク質が活性化されます。これは、gp130のチロシン残基のリン酸化を引き起こし、次にSTAT3を活性化します。gp130はI型膜貫通タンパク質であり、可溶型gp130(sgp130:soluble gp130)としても存在します。sgp130は、sIL-6R/IL-6複合体に結合し、標的細胞上の膜固定型のgp130との相互作用を阻害します。
■ プロテインテック抗体で開発したELISA製品
抗体メーカーであるプロテインテックでは、複数のアプリケーションで検証済みの『自社製造抗体』をスクリーニングし、最適な抗体ペアを選抜して、ELISAキットを開発しています。多くが完全長タンパク質抗原によって作製された抗体は、血清、血漿、細胞培養上清等、様々な生体サンプル*の内在性タンパク質を捕捉できるため、信頼性の高い確実な測定を可能にします。
* 測定可能なサンプルタイプは品番によって異なります。個別のデータシートをご確認ください。
*:右図は「抗体ペアの一例」を示します。抗体ペアとして「ポリクローナル/ポリクローナル」または「モノクローナル/モノクローナル」の組み合わせを使用している場合や、ウサギまたはマウス以外の免疫動物由来の抗体タイプがキット開発に使用されている場合もございます。