HDAC1とは?
ヒストン脱アセチル化酵素(HDAC:Histone deacetylases)は、ヒストン中のリシン残基を脱アセチル化する酵素であり、クロマチンを凝集した状態に戻すことによって転写抑制に働きます。HDAC1遺伝子によってコードされるタンパク質は、histone deacetylase/acuc/aphaファミリーに属し、ヒストン脱アセチル化酵素複合体の構成要素です。また、RBやp53等の他の転写因子と相互作用することによって、細胞増殖と分化制御において重要な役割を果たします。HADCの阻害は、腫瘍細胞でアポトーシスを引き起こすことが示されています。そのため、HDAC阻害剤を抗癌剤として利用するための研究が進められています。
■ プロテインテック抗体で開発したELISA製品
抗体メーカーであるプロテインテックでは、複数のアプリケーションで検証済みの『自社製造抗体』をスクリーニングし、最適な抗体ペアを選抜して、ELISAキットを開発しています。多くが完全長タンパク質抗原によって作製された抗体は、血清、血漿、細胞培養上清等、様々な生体サンプル*の内在性タンパク質を捕捉できるため、信頼性の高い確実な測定を可能にします。
* 測定可能なサンプルタイプは品番によって異なります。個別のデータシートをご確認ください。
*:右図は「抗体ペアの一例」を示します。抗体ペアとして「ポリクローナル/ポリクローナル」または「モノクローナル/モノクローナル」の組み合わせを使用している場合や、ウサギまたはマウス以外の免疫動物由来の抗体タイプがキット開発に使用されている場合もございます。