HSP70とは?
HSP70(Heat shock 70 kDa protein)は、ストレスによって誘導されるHeat Shock Protein(熱ショックタンパク質)タンパク質の一つであり、タンパク質の折りたたみ、リフォールディング、輸送、標的化に関与する、高度に保存されたシャペロンです。HSP70タンパク質の発現は、様々なストレス刺激によって活性化されます。また、様々な腫瘍においてHSP70の亢進が報告されています。さらに、血清中のHSP70量の増加は、アテローム性動脈硬化症、心不全、糖尿病等の複数の疾患の進行に関連します。
■ プロテインテック抗体で開発したELISA製品
抗体メーカーであるプロテインテックでは、複数のアプリケーションで検証済みの『自社製造抗体』をスクリーニングし、最適な抗体ペアを選抜して、ELISAキットを開発しています。多くが完全長タンパク質抗原によって作製された抗体は、血清、血漿、細胞培養上清等、様々な生体サンプル*の内在性タンパク質を捕捉できるため、信頼性の高い確実な測定を可能にします。
* 測定可能なサンプルタイプは品番によって異なります。個別のデータシートをご確認ください。
*:右図は「抗体ペアの一例」を示します。抗体ペアとして「ポリクローナル/ポリクローナル」または「モノクローナル/モノクローナル」の組み合わせを使用している場合や、ウサギまたはマウス以外の免疫動物由来の抗体タイプがキット開発に使用されている場合もございます。