IDH1とは?
IDH1(別名:PICD、IDP)は、isocitrate/isopropylmalate dehydrogenases ファミリーに属します。IDH1は腫瘍抑制因子となり得ることが示唆されており、突然変異的に不活性化されると、HIF-1経路の誘導を介して部分的に腫瘍形成に寄与します[PMID:19359588 ]。IDH1の突然変異は、常にヘテロ接合であり、IDH1は二量体(ダイマー)として機能します。したがって、理論的には、腫瘍細胞において野生型ホモダイマーまたは突然変異ホモダイマーがそれぞれ25%、ヘテロダイマーが50%存在することになります[PMID:21079649 ]。
■ プロテインテック抗体で開発したELISA製品
抗体メーカーであるプロテインテックでは、複数のアプリケーションで検証済みの『自社製造抗体』をスクリーニングし、最適な抗体ペアを選抜して、ELISAキットを開発しています。多くが完全長タンパク質抗原によって作製された抗体は、血清、血漿、細胞培養上清等、様々な生体サンプル*の内在性タンパク質を捕捉できるため、信頼性の高い確実な測定を可能にします。
* 測定可能なサンプルタイプは品番によって異なります。個別のデータシートをご確認ください。
*:右図は「抗体ペアの一例」を示します。抗体ペアとして「ポリクローナル/ポリクローナル」または「モノクローナル/モノクローナル」の組み合わせを使用している場合や、ウサギまたはマウス以外の免疫動物由来の抗体タイプがキット開発に使用されている場合もございます。