IL13とは?
インターロイキン13(IL13:Interleukin-13)は、主に活性化されたTh2細胞によって産生される免疫制御サイトカインです。IL13は、B細胞の成熟と分化過程におけるいくつかの段階に関与します。IL13はCD23およびMHCクラスII発現を促進し、B細胞の IgE アイソタイプスイッチを誘導します。IL13は、活性化されたヒト単球によって産生されるIL-1、IL-6、TNF-α、IL-8等の一連のサイトカインの産生を抑制します。また、IL13は、NK細胞によって産生されるIFN-γ を誘導します。
IL13は、喘息の発症において重要なサイトカインであると考えられています。さらに最近では、肝線維症および肺線維症を含む多数の線維性疾患、結節硬化型ホジキンリンパ腫において中心的な役割を果たすことが示されています。
■ プロテインテック抗体で開発したELISA製品
抗体メーカーであるプロテインテックでは、複数のアプリケーションで検証済みの『自社製造抗体』をスクリーニングし、最適な抗体ペアを選抜して、ELISAキットを開発しています。多くが完全長タンパク質抗原によって作製された抗体は、血清、血漿、細胞培養上清等、様々な生体サンプル*の内在性タンパク質を捕捉できるため、信頼性の高い確実な測定を可能にします。
* 測定可能なサンプルタイプは品番によって異なります。個別のデータシートをご確認ください。
*:右図は「抗体ペアの一例」を示します。抗体ペアとして「ポリクローナル/ポリクローナル」または「モノクローナル/モノクローナル」の組み合わせを使用している場合や、ウサギまたはマウス以外の免疫動物由来の抗体タイプがキット開発に使用されている場合もございます。