IL1R1とは?
インターロイキン1(Interleukin-1)ポリペプチドは、異なる組織において多様な機能を発揮する多機能性サイトカインです。IL-1R1(別名:CD121a)は、インターロイキン-1α(IL-1α:interleukin-1 alpha)、インターロイキン-1β(IL-1β:interleukin-1 beta)、インターロイキン-1受容体アンタゴニスト(IL-1Ra:interleukin-1 receptor antagonist)の受容体です。ヒトIL-1R1は、最初にヒトT細胞からクローニングされました。IL-1R1レセプターは、大きな細胞質領域と、IL-1結合部分である3つの免疫グロブリン様ドメイン(immunoglobulin-like domain)からなる細胞外ドメインを含みます。IL-1R1発現は、T細胞、マクロファージ、好中球、好酸球、好塩基球、マスト細胞、線維芽細胞、内皮細胞を含む多くの細胞種において見出されています。IL-1R1は、細胞膜から脱落して、可溶型IL-1R1(sIL-1R1)となることができます。可溶型IL-1R1(sIL-1R1)は、可溶性のデコイ受容体として働き、IL-1α、IL-1β、およびIL-1Raが膜結合型IL-1R1に結合するのを妨げます。
■ プロテインテック抗体で開発したELISA製品
抗体メーカーであるプロテインテックでは、複数のアプリケーションで検証済みの『自社製造抗体』をスクリーニングし、最適な抗体ペアを選抜して、ELISAキットを開発しています。多くが完全長タンパク質抗原によって作製された抗体は、血清、血漿、細胞培養上清等、様々な生体サンプル*の内在性タンパク質を捕捉できるため、信頼性の高い確実な測定を可能にします。
* 測定可能なサンプルタイプは品番によって異なります。個別のデータシートをご確認ください。
*:右図は「抗体ペアの一例」を示します。抗体ペアとして「ポリクローナル/ポリクローナル」または「モノクローナル/モノクローナル」の組み合わせを使用している場合や、ウサギまたはマウス以外の免疫動物由来の抗体タイプがキット開発に使用されている場合もございます。