IL21とは?
インターロイキン-21(IL-21:Interleukin-21)は、CD4+T細胞およびナチュラルキラーT細胞によって主に産生されるサイトカインです。IL21受容体(IL21R)は、クラスIサイトカイン受容体であり、IL21に結合するためには共通のガンマ鎖(γc)サブユニットとの二量体化を必要とします。IL21は、マクロファージ、ナチュラルキラー細胞、B細胞、細胞傷害性T細胞を含む複数の標的細胞の分化、増殖、活性を誘導することにより、自然免疫応答と適応免疫応答の両方において役割を果たします。IL21は、BIM(BH3 family member)を上方制御することによって、B-CLL細胞のアポトーシスを媒介し、これらの細胞対して直接または抗体依存性細胞傷害性の両方を誘導します。
■ プロテインテック抗体で開発したELISA製品
抗体メーカーであるプロテインテックでは、複数のアプリケーションで検証済みの『自社製造抗体』をスクリーニングし、最適な抗体ペアを選抜して、ELISAキットを開発しています。多くが完全長タンパク質抗原によって作製された抗体は、血清、血漿、細胞培養上清等、様々な生体サンプル*の内在性タンパク質を捕捉できるため、信頼性の高い確実な測定を可能にします。
* 測定可能なサンプルタイプは品番によって異なります。個別のデータシートをご確認ください。
*:右図は「抗体ペアの一例」を示します。抗体ペアとして「ポリクローナル/ポリクローナル」または「モノクローナル/モノクローナル」の組み合わせを使用している場合や、ウサギまたはマウス以外の免疫動物由来の抗体タイプがキット開発に使用されている場合もございます。