IL2RAとは?
Tリンパ球の増殖は、Tリンパ球の活性化後に、IL-2と特異的レセプターとの相互作用によって引き起こされます。IL-2のレセプターには3種類の型があり、α鎖(IL-2Rα)、β鎖(IL-2Rβ)、γ鎖(IL-2Rγ)タンパク質の異なる組み合わせによって生成されるます。IL-2Rα(別名:CD25)は、活性化T細胞、活性化B細胞、一部の胸腺細胞、骨髄前駆細胞、オリゴデンドロサイトに存在するI型膜貫通タンパク質です。可溶性IL-2Rαが単離され、細胞外タンパク質の分解によって生じることが同定されています。可溶性IL-2Rαは、特定の血液悪性腫瘍患者の血漿中に見出されることが報告されています。可溶性IL-2Rαの血漿または血清中濃度の上昇は、免疫活性化のバイオマーカーであることが示唆されており、研究が進められています。
■ プロテインテック抗体で開発したELISA製品
抗体メーカーであるプロテインテックでは、複数のアプリケーションで検証済みの『自社製造抗体』をスクリーニングし、最適な抗体ペアを選抜して、ELISAキットを開発しています。多くが完全長タンパク質抗原によって作製された抗体は、血清、血漿、細胞培養上清等、様々な生体サンプル*の内在性タンパク質を捕捉できるため、信頼性の高い確実な測定を可能にします。
* 測定可能なサンプルタイプは品番によって異なります。個別のデータシートをご確認ください。
*:右図は「抗体ペアの一例」を示します。抗体ペアとして「ポリクローナル/ポリクローナル」または「モノクローナル/モノクローナル」の組み合わせを使用している場合や、ウサギまたはマウス以外の免疫動物由来の抗体タイプがキット開発に使用されている場合もございます。